『この音とまれ!』は、高校の箏曲部を舞台にした青春漫画で、2012年から「ジャンプスクエア」で連載されています。
あまり取り上げられることのない和楽器「箏(こと)」をテーマにしながらも、仲間との絆や成長を描いた熱いストーリーが多くの読者の心をつかんでいます。
物語にはオリジナルの楽曲も登場し、これらを収録したCDも文化庁芸術祭で高い評価を受けたほか、箏によるコンサートも実際に行われました。
作品としても高い人気と注目を集め、音楽的にも大きな話題になった本作品ですが、インターネット上では「連載終了ではないか」といった噂もささやかれているようです。
この記事ではその真相に迫ってみたいと思います。
ポイント
- この音とまれ連載終了の噂の真相に迫る
- 連載終了の噂が広まった原因を推測
- この音とまれは全何巻?連載期間は?
- この音とまれの完結はいつか?最新刊の発売日は?
- 「この音とまれ」どこで読める?
この音とまれ連載終了の噂は本当なのか?
結論からお伝えすると、『この音とまれ!』は現在も連載が続いており、連載は終了していません。
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このように原作者であるアミューさんも自身のインスタで「最終巻と間違われがちですか、まだ終わっておりません」と伝えています。それにもかかわらず、なぜネット上を中心に「連載終了では?」という声が上がっているのでしょうか。
以下では、そうした噂が広まった背景について、特に注目すべき3つの要因を詳しくご紹介します。
推測①:アニメの最終回を見て、原作も終わったと誤解した人がいた
「この音とまれ!」が連載終了したと勘違いされるようになったのは、アニメの最終話を原作漫画の完結と混同した人がいたことが原因だと思われます。
アニメ「この音とまれ!」は2019年に2クールに分けて放送され、4月〜6月と10月〜12月の期間に放映されました。最終話が放送された当時、SNSでは「完結」や「終了」といったキーワードがトレンド入りしましたが、それを見た一部の視聴者が「連載終了」と誤解してしまい、そこから噂が拡がってしまったのではないでしょうか。
また、アニメでは全国大会への出場が決まり、物語が一つの区切りを迎えたこともあり、「原作漫画も終わるのでは?」と感じた人も多くいたようです。中には「人気作品なのに連載終了なんだ…」と早とちりしてしまった人もいたようで、そうした誤解が噂の拡散につながってしまったのではないかと考えられます。
実際にSNSでは、
- 「この音とまれ!ってもう連載終わってたんだ。」
- 「えっ、漫画って完結してなかったの?てっきり終わったと思ってた!」
などといった投稿も見られ、最近でも連載終了と勘違いしている様子がうかがえました。
こうした誤解に端を発した“連載終了説”は、現在も根強く残っているようですが、実際には、原作漫画は現在も連載中であり、連載は終了していません。
推測②:長期連載による読者の不安が招いた勘違い
「この音とまれ!」が“連載終了”と噂されてしまった理由のひとつに、連載期間の長さが読者に不安を与えているのではないかとも考えられます。
本作は2012年に連載がスタートし、現在まで約12年ものあいだ続いている長期連載作品です。
連載が長期にわたることで、「そろそろ終わってしまうのでは?」と心配する読者もいるようで、それが連載終了の噂を呼んでいるようです。それでも作品を支える根強いファンが多く、私自身含めて完結への期待が強いのも事実ですし、繰り返しにはなりますが、現時点で連載終了の具体的な時期は公表されておらず、連載終了に関する情報も一切出ていません。
推測③:メディア露出の減少による誤解
「この音とまれ!」は、かつてアニメ化をはじめ、箏曲CDの発売、コンサート、舞台化、各種イベントなど、さまざまな形でメディアに取り上げられ、大きな注目を集めていました。
しかし、連載が長期化するにつれて、こうしたメディア展開は徐々に減少。その結果、作品を見かける機会が減り、「もう完結したのでは?」と誤解する人が増えてしまったと推測されます。
たしかに一時期よりも新刊のリリース情報など話題になりづらくなっていることは事実ですが、根強いファンも多く、インターネット上では作品に関連するコンテンツがファンから高く評価されています。
また、連載自体も根強い人気を保っていますし「連載終了」というのは、ただの噂や勘違いにすぎません。今後も続くであろう新刊を楽しみにしていきましょう。
この音とまれは全何巻?連載期間は?
『この音とまれ!』は、2025年3月時点で単行本は第32巻まで刊行されています。
最新巻となる第32巻では、全国大会の演奏が終了し、物語はクライマックスを迎えつつありますが、連載は現在も継続中です。
集英社の月刊誌『ジャンプスクエア』にて2012年8月号から連載が開始され、連載期間は2012年から2025年までの約13年間にわたっています。
この音とまれの完結はいつか?最新刊33巻の発売日は?
上記でもお伝えしている通り、『この音とまれ!』は現在も連載中で完結はしていません。
最新の第32巻は2025年3月4日に発売され、全国大会の演奏が終了したところまでが描かれています。今後の展開として、結果発表やキャラクターたちのその後の物語が描かれる可能性があります。
気になる次巻、第33巻の発売については具体的な時期の正式な発表はまだありませんが、作者のアミュー先生も「まだ終わっておりません」とコメントしているように、物語はクライマックスに向けて進行中です。
完結時期についてももちろん、はっきりした時期は分かりません。これから全国大会の結果や卒業後のエピソードが描かれていくのではないかと思われますので、今後の連載を楽しみに待ちましょう。
「この音とまれ」どこで読める?ジャンププラスやジャンプスクエアで楽しめる?
『この音とまれ!』がどこで読めるかについて代表的な方法をご紹介します。
少年ジャンプ+
『少年ジャンプ+』(ジャンププラス)は、集英社が運営する公式の電子マンガサービスです。スマートフォンやタブレット、PCからアクセス可能で、週刊少年ジャンプの作品やジャンプ+オリジナル作品を楽しむことができます。
『この音とまれ!』も読むことができ、第1話のみ無料で読むことができます。以降の話数は、ポイントを使用して購入またはレンタルして楽しめます。
ジャンプSQ.
『ジャンプSQ.』(ジャンプスクエア)は、集英社が発行する月刊の漫画雑誌で、ここでも『この音とまれ!』も読むことができます。毎月4日に発売されており、少年漫画を中心に青年漫画や少女漫画、アニメや小説の漫画化作品など『この音とまれ!』のほかにも多彩なジャンルの作品を掲載しています 。公式サイトではWeb版の購入も可能です。
電子書籍ストア
『この音とまれ!』の単行本は、以下の電子書籍ストアでも楽しむことができます。初回登録時のクーポンやキャンペーンを利用すると、お得に読むことができます。
- ebookjapan: 初回登録で70%OFFクーポンが利用可能です。
- コミックシーモア: 無料会員登録で70%OFFクーポンが配布されます。
- BookLive!: 無料会員登録で70%OFFクーポンが配布されます。
- DMMブックス: 無料会員登録で70%OFFクーポンが配布されます。
ご自身の利用スタイルに合わせて、最適な方法で楽しんでみてください!
「この音とまれ」連載終了の噂に迫る:最新あらすじネタバレ情報
ここからは、「この音とまれ」の気になる内容についてネタバレ情報をちょっとだけお伝えしていきます。
まだ本編を見たことのない方はご注意ください。
ポイント
- この音とまれ 32巻 あらすじネタバレ
- この音とまれ 全国大会の結果は?
- この音とまれ ドラマ化の可能性はある?
- 「この音とまれ」アニメの評判は?
この音とまれ 32巻 あらすじネタバレ
ついに時瀬高校の演奏が全国大会で始まるこの巻は、これまでで最も読むのに時間がかかった一冊でした。
感情があふれて、ページをめくるたびに涙がこぼれてしまう——そんな体験をしたのは久しぶりです。
梅次和楽器の店主と愛のやり取りに始まり、慧士さんからみっつへの言葉に触れた場面では、こらえきれず涙がこぼれてきて、読むのを一時中断するほどでした。
衣咲さん、哲生、愛の父、宇月という個性的な面々が集まった場面では、笑わせられるかと思いきや、愛の父の抱える葛藤が浮き彫りになり、笑いの後に静かな感動が押し寄せました。
そして滝浪先生の口から明かされる“タイトルの意味”、さらに演奏直前、武蔵たちが円陣を組む場面——ここでついに堪えていた涙があふれ出し、またページを閉じることに。
ようやく読み進めて迎えた本番。武蔵の奏でる最初の一音で、完全に感情を持っていかれました。そこから先ももうページをめくるごとに涙が止まりませんでした。
観客の先入観や噂、一英高校の余韻など、すべてを吹き飛ばすほどの迫力と情熱が、あの演奏には込められていました。音がないはずの漫画なのに、まるで音が聞こえるような臨場感。圧巻の描写が、読者の心を容赦なく揺さぶります。
演奏の中では、各部員のこれまでの歩みや葛藤が自然と思い出され、それぞれの音に重みと意味が宿っているのが伝わってきます。この瞬間のために全てが積み重ねられてきたのだと実感せずにはいられません。
そして最後のとどめは、百谷。もう言葉も出ないほどの余韻に包まれました。楽曲の展開に合わせて、一人ひとりの思い出や過去が次々とよみがえり、奏でられる音に心が重なっていく――。
ソロが受け継がれていくたびに、演奏者同士の想いが響き合い、まるで感情が音に乗って流れていくような描写は、圧巻のひと言。
キャラクターたちの内面と音楽が完璧に融合していて、その表現力にはただただ唸らされました。
32巻を読み終えた後は続きが気になって仕方がなく、次巻の発売が本当に待ち遠しいです。
これは最終巻ではないものの、これまでの物語をひとつの頂点へと導いた、まさに集大成とも呼べる一冊といえるのではないかと思います。
この音とまれ 全国大会の結果は?
物語の終盤に登場する全国大会の結果発表は、読者の心を大きく揺さぶる見せ場です。これまで仲間と共に積み重ねてきた厳しい練習と、深まる絆を胸に、時瀬高校の箏曲部は全国の舞台へと挑みます。
本番当日の演奏は圧倒的な完成度を誇り、特に中心となる愛とさとわの演奏は、観客だけでなく審査員までも魅了します。その音色には高度な技術はもちろん、深い情感と物語が込められており、聴く者の心に強く残るものでした。
演奏が終わり、結果を待つ時間が流れる中、部員たちは不安、期待、緊張など様々な感情に揺れ動きます。そして、その一瞬一瞬が丁寧に描かれ、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。
大会の結果発表の舞台では次々と各高校の名前が呼ばれていきます。この全国大会の場面は、物語の中でも特に感動的なクライマックスとして読者に強い印象を残します。演奏の迫力だけでなく、人と人とのつながりや心の動きが繊細に描かれており、本作の魅力が凝縮された瞬間で、読む人の心に深く刻まれます。
大会を終えた部員たちは、次なる挑戦や新曲制作に向けて、再び歩みを進め、それぞれが未来に希望を抱き、音楽への情熱を燃やし続けるのです。この次の展開が非常に楽しみです。
この音とまれ ドラマ化の可能性はある?
残念ながら、現時点では、漫画『この音とまれ!』の実写ドラマ化に関する公式な発表はありません。
これまでに本作は、2019年にテレビアニメ化され、全26話が放送されました。また、同年には舞台化も実現し、東京・福岡・大阪で公演が行われました。先ほども述べた通り、原作漫画は2025年3月時点で第32巻まで刊行されており、連載も継続中です。
原作での今後の展開を楽しみにしつつ、実写ドラマ化についても今後の公式発表を楽しみにしていましょう。
「この音とまれ」アニメの評判は?
アニメ『この音とまれ!』は、視聴者の間で評価が多少分かれている作品です。少々否定的な意見もある一方で、「心に残る」「深く感動した」と高く評価する声も数多く見られます。個人的な感想としては「素晴らしい作品」であると断言できます!
否定的な意見のほとんどは、「作画の乱れ」や「物語の展開がやや型にはまっている」という指摘ですが、結構神経質な視聴者でなければ、それほど気にはならないのではないかというのが個人的な感想です。
また、アニメでは箏(こと)という楽器の扱いについての描写がやや浅いという指摘もありました。しかし、それ以上に、演奏シーンの感動や登場人物たちの成長、豪華声優陣による熱演が視聴者の心を強く揺さぶる作品に仕上がっていると思います。
中でも「天泣」の演奏シーンは、多くの人々の涙を誘う名場面です。歌詞がなくても伝わる音の感情に、「音楽だけでここまで心を動かされるのか」と感嘆の声が上がるほどです。作中の曲も純粋にきれいな良い曲で、これはアニメという表現手段だからこそ可能になった、純粋な音の力だと思います。
色々な意見があるにせよ、全体として見ると音楽と青春を描いたドラマとして極めて完成度の高い作品であると言えると思います。箏という伝統楽器に馴染みのない方でも、青春の葛藤や仲間との絆を描いたストーリーに強く心を動かされると思いますので、ぜひ一度は見てほしい作品です。
この音とまれ連載終了の噂は本当?:まとめ
ポイント
-
『この音とまれ!』は高校の箏曲部を舞台にした青春漫画である
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2012年から「ジャンプスクエア」で連載されている
- 原作は2025年現在も連載中で完結していない
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ネット上では誤って「連載終了」と噂されることがある
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アニメ最終話と原作の完結を混同した人が多かった
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長期連載による読者の不安も噂の要因とされる
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メディア露出の減少も「完結誤解」の一因となった
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和楽器「箏(こと)」をテーマにしている珍しい作品である
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仲間との絆や成長を描いたストーリーが魅力である
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作中にはオリジナル楽曲が登場しCD化もされている
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文化庁芸術祭で音楽面でも高い評価を得た
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コンサートや舞台化など多様なメディア展開が行われた
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アニメ化は2019年で2クール(全26話)に分けて放送された
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第32巻まで刊行されており、物語はクライマックスに差し掛かっているが連載は続いている
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第33巻の発売時期は未発表だが続編は予定されている
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『少年ジャンプ+』では第1話が無料で読める
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『ジャンプSQ.』では最新話を含む連載が継続中
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電子書籍ストア各社でも購入・閲覧が可能である
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実写ドラマ化の情報は現時点で存在しない
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登場人物の感情や背景が演奏とともに描かれている
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演奏シーンの描写が特に高く評価されている
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アニメの評判はおおむね好評であるが一部に批判もある
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「天泣」の演奏シーンは特に視聴者の心を打った名場面とされている
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青春と音楽が融合した完成度の高い作品として支持を集めている