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「薬屋のひとりごと」壬氏と猫猫の恋はどうなる?原作から見る恋の行方

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この記事にはネタバレを含む内容があります。作品を見ていない方は十分ご注意ください。

『薬屋のひとりごと』は、宮廷を舞台にした謎解き×人間ドラマの傑作ライトノベルです。元花街育ちで薬と毒に異常なまでの興味を持つ少女・猫猫(マオマオ)と、美貌の宦官として知られる青年・壬氏(じんし)。一見交わるはずのなかった二人の関係は、後宮で起こる不可解な事件をきっかけに、次第に運命的な絆へと変わっていきます。

本記事では、そんな『薬屋のひとりごと』で最も注目を集める「壬氏と猫猫の恋の行方」に焦点を当て、原作小説の時系列に沿って二人の関係の変遷を徹底解説します。出会いから始まり、すれ違い、そしてプロポーズや夜伽未遂まで──そのすべてに込められた心情と伏線を紐解きながら、彼らの恋がどこへ向かうのかを探っていきましょう。

「壬氏と猫猫は結ばれるの?」「今の二人の関係は?」と気になる方に向けて、原作ファンもアニメ視聴者も満足できる内容をわかりやすくまとめました。

二人の想いの軌跡をたどることで、『薬屋のひとりごと』という作品の深い魅力がより一層感じられるはずです。

この記事のポイント

  • 壬氏と猫猫の恋は、出会いから徐々に信頼と愛情を育む関係として進展する。

  • 猫猫は政治的理由から壬氏の妃になることを拒み、壬氏は権力で縛らず彼女の意思を尊重する。

  • 二人は互いに想い合っているが、立場の違いから正式な恋人関係にはまだ至っていない。

  • 『薬屋のひとりごと』は小説・漫画・アニメで展開され、各メディアで人気を集めている。

『薬屋のひとりごと』壬氏と猫猫の恋はどうなる?二人の恋愛の歩みを徹底解説

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イメージ:アニメステーション作成

『薬屋のひとりごと』の中で最も注目を集める関係といえば、壬氏(じんし)と猫猫(マオマオ)の二人です。物語の初期から壬氏の猫猫に対する想いは明確であり、やがて彼は彼女にプロポーズをします。

本記事では、そんな二人の恋愛がどのように進展していったのかを、原作小説の時系列に沿って詳しく見ていきます。

  • 二人の出会い:互いの第一印象
  • 園遊会:壬氏の心が傾き始める
  • 解雇、そして身請け―関係を結び直す儀式
  • 「宦官ではない」―滝つぼの密室で知る真実
  • 正体の開示:救出劇と“傷”の意味
  • 別々の道、それでも続く逢瀬(文庫4巻まで)
  • 初めてのキス:痛みと意地の交錯(文庫5巻)
  • 壬氏のプロポーズ:命令ではなく合意を(文庫7巻)
  • 皇弟の誓い─焼き印に込めた壬氏の想い
  • 猫猫の心に映る壬氏─傷を負い、優しさを抱く人
  • すれ違う想い、重なる覚悟──壬氏と猫猫の“夜伽未遂”の夜
  • 壬氏、ひとりの女性だけを愛する覚悟
  • 猫猫、恋する乙女モード突入!?
  • 二人の関係の変遷(時系列まとめ)

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二人の出会い:互いの第一印象

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イメージ:アニメステーション作成

美しくてどこか近寄りがたい青年・壬氏(じんし)と、薬や毒に目がない元花街の少女・猫猫(マオマオ)。まずは二人が出会ったときのお互いの第一印象を見ていきましょう。

最初に顔を合わせたとき、壬氏は「なんだこの娘は」と思い、猫猫は「面倒な人に見つかった」と感じていたかもしれません。でも、この出会いこそが、後宮の中で起こるさまざまな事件と秘密をつなぐきっかけになっていくんです。

猫猫から見た壬氏の第一印象

眩しすぎる容貌と隙のない所作に“作りもの”の匂いを感じ、信用できない相手として距離を置く。事件のたびに意見を求められる執着めいた態度も苦手。

壬氏から見た猫猫の第一印象

自分を媚びずに見据え、薬と毒に通じる稀有な才を持つ少女として強く惹かれる。「有能で面白い存在」を見つけた感覚に近い。

互いの評価は正反対。猫猫は用心深く、壬氏は好奇心の塊。このすれ違いが後の“熱”に転じていきます。

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園遊会:壬氏の心が傾き始める

園遊会で、猫猫が攫われ後宮に来た経緯や顔のそばかすを描く理由を知った壬氏は胸を痛めます。

もともと民を思う真面目な人柄の壬氏は、猫猫を「面白い対象」から見守りたい女性へと認識を改めていきます。

一方の猫猫は依然として「面倒な上司」。

この温度差が物語の推進力に!

解雇、そして身請け―関係を結び直す儀式

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イメージ:アニメステーション作成

ある事件を機に下女の大量解雇が行われ、猫猫も対象に。壬氏は猫猫を手元に置きたいが、本人の意思を尊重するかたちで解雇を受け入れます。その後、緑青館での宴席で再会し、壬氏が猫猫を“身請け”することになります。

ここまでがアニメ1期で公開されている範囲になります。

この場面はコミカルに描かれる版と、ロマンティックに演出される版でトーンの差も読み比べが楽しい名場面です!

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「宦官ではない」―滝つぼの密室で知る真実

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イメージ:アニメステーション作成

壬氏と猫猫は後宮を離れ、地方への調査や視察を兼ねた旅に出かけます。その道中で何者かの襲撃を受け、壬氏が猫猫を守るため一緒に滝つぼへ飛び込みます。濁流にもまれながら、なんとか滝の裏の洞窟にたどり着く二人。気を失った猫猫を壬氏が人工呼吸で助ける場面は、とても印象的です。

洞窟の中では服を乾かしながら寒さをしのぎ、普段は距離を置く二人が少しずつ心を近づけていきます。その中で、猫猫は壬氏が「宦官ではない」ことに気づき、彼の隠された素顔を知ることになります。

後に判明する通り、壬氏の正体は皇帝の弟。身分差が猫猫を遠ざけると考えた壬氏は、正体を明かすこと自体が距離になると恐れていたのでした。

恋愛感情なのかどうかはわかりませんが、「猫猫にそばにいてほしい」という感情はすでに動き出していたようですね!

この一夜は、壬氏と猫猫の関係が大きく進展するきっかけになりました。お互いの秘密を知り、信頼が深まる――そんな特別な出来事として描かれています。

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正体の開示:救出劇と“傷”の意味

猫猫が誘拐される事件で、壬氏は宦官の仮面を捨て皇弟として出陣し救出に向かいます。討伐後、壬氏の美しい顔には傷が残ってしまいますが、猫猫は外見ではなく内面を評価する言葉を返します。

壬氏はこの瞬間、完全に恋に落ちることになります。

猫猫は最初から外見で判断しなかった――壬氏が猫猫に惹かれる核心は、猫猫の“本質を見る力”なんです!

壬氏の正体判明シーンは「なろう版」と「文庫版」で趣が異なり、印象の違いも読みどころです。

別々の道、それでも続く逢瀬(文庫4巻まで)

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イメージ:アニメステーション作成

壬氏の正体判明事件の後、壬氏は「皇弟」としての人生を歩むことになり、一方の猫猫は再び花街の薬師としての生活に戻ります。それでも壬氏は、さまざまな理由をつけては花街まで猫猫に会いにやって来ます。

猫猫は「まったく面倒な人だ」と思いつつも、結局は一緒にお茶を飲んだり、疲れた壬氏を寝かしつけたりと、なんだかんだで二人の時間を過ごす日々が続きます

このあたりの物語が文庫版の第4巻にあたります。特に、4巻の中心となる「子の一族編」は非常に読み応えがあり、単なるミステリーの枠を超えて、壮大で奥深い人間ドラマが展開されます。

この「子の一族編」で、『薬屋のひとりごと』は作品として新たな魅力を見せ、さらに多くのファンを惹きつけたのではないでしょうか。

一般的には「ミステリー」として紹介されることが多いこの作品ですが、実は人の想いや関係性を描いた「人間ドラマ」としての側面も見逃せない見どころだと思います!

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初めてのキス:痛みと意地の交錯(文庫5巻)

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イメージ:アニメステーション作成

噂になっている「猫猫と壬氏とのキスシーン」です!ヒーロー文庫5巻で語られています。

猫猫は行き先も知らされないまま、壬氏に連れられて戌西州の都「西都」へ向かうことになります。そこではなんと、「皇弟である壬氏の花嫁選び」が行われていたのです。

しかも猫猫自身も、「羅の姫」という身分を与えられ、花嫁候補の一人として無理やり参加させられてしまいます。さらに、里樹までもが花嫁候補として出席しており、猫猫は驚きを隠せません。

やがて話は思わぬ方向へ進みます。猫猫が何気なく「妃にするなら里樹妃が一番無難です」と口にしたことで、壬氏の怒りを買ってしまうのです。壬氏は感情を抑えきれず、猫猫の首を掴んで締め上げ、そのまま唇を重ねます。息苦しさから解放された猫猫が涙目で睨みつけると、壬氏はどこか勝ち誇ったような表情を見せました。それを見た猫猫は、思わず苛立ちを覚えます。

猫猫の胸の中では、複雑な感情が渦巻いていました。

「壬氏が求めているものを与えられる人は、きっと他にいるはず。わざわざ欠けた自分に求める必要なんてない」

――そんな思いが、心の奥底から湧き上がります。

彼女は、自分のような“愛に欠けた生き物”に愛を求められることを、苦しく感じていたのです。かつて猫猫は「恋という感情は、自分を産んだ女の腹の中に置いてきた」と語っており、家族愛のような温もりは理解できても、恋愛の感情だけはどうしても分からないままでした。

しかし、物語はそこで終わりません。もう一度壬氏にキスをされた猫猫は、今度は“妓楼仕込みのキス”で反撃します。まさかの返り討ちに遭った壬氏に、読者も思わず笑ってしまう場面です。

猫猫は「反射的に返しただけ」と言い訳しますが、本当に嫌いな相手なら、そんな反応はしなかったはず。

彼女はまだ“愛”という言葉の意味を掴めずにいるものの、壬氏に対しては、確かに“名前をつけられない温かい感情”を抱き始めていたのかもしれません。

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壬氏のプロポーズ:命令ではなく合意を(文庫7巻)

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イメージ:アニメステーション作成

いよいよ壬氏が猫猫にプロポーズをする場面です!

壬氏は心の奥で、「妃にするなら猫猫しかいない」と強く思っていました。側近の水連からも「早く猫猫様を娶ってください」と背中を押されますが、彼の心は簡単には決まりません。

頭に浮かぶのは、ただ一人――猫猫のことなのに、その想いは猫猫にとって迷惑でしかないかもしれないと壬氏は悩んでいたんですね。

猫猫は、自分の力だけで生きていける女性。そんな彼女にとって、「皇弟の妃」という立場は、自由を奪う窮屈な枷になるだろう――

そう考えると、壬氏の胸は締めつけられます。彼がもし本気で求婚すれば、それは“命令”としての意味を持ち、猫猫には逃げ道がなくなってしまう。だからこそ壬氏は、権力で縛るのではなく、彼女の「同意」でそばにいてほしいと願っていたのです。

当時、二人はそれぞれ忙しい日々を送っていました。猫猫は医局で働き、壬氏は外交や政務で異国の妃を迎える準備に追われていました。お互いに疲れがたまり、少しのことで衝突してしまうことも多くなります。
そんな中、感情が高ぶった壬氏は思わず口にしてしまうのです。

「おま…いや、猫猫! よく聞け! 俺は、お前を妻にする!」

突然の告白に猫猫は凍りつきました。それは彼女にとってあまりに突然で、あまりに重い言葉だったのです。

しかし冷静になって考えるうちに、猫猫は気づきます。これまで壬氏が自分に対して曖昧な態度を取っていたのは、強制ではなく、彼自身の「優しさ」からだったのだと。命令としてではなく、彼女の気持ちを尊重しようとしていた――その不器用な優しさがようやく理解できたのです。

ちなみに、猫猫にはまったく結婚願望がないわけではありません。彼女の夢は「出産して、自分の胎盤を薬の材料に使うこと」。

なんとも猫猫らしい発想ですよね。

できれば、どこかののんびりした農家の三男坊と結婚して、自由に薬作りを続けたいと思っていました。

ですが、相手は皇族の壬氏。彼に嫁げば、これまでのように毒を試したり、自由に薬を作ることは難しくなります。

もし壬氏が“普通の人”だったら――もしかしたら、猫猫の答えも違っていたのかもしれませんね。

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皇弟の誓い─焼き印に込めた壬氏の想い

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イメージ:アニメステーション作成

壬氏は心の底から「猫猫を妃にしたい」と願っていました。しかし、猫猫の答えは違いました。「玉葉さまの敵にはなりたくない」と、彼女は静かに拒むのです。

それもそのはず。もし猫猫が壬氏の妃になれば、玉葉やその息子の命が危険に晒される可能性があるからです。

現在、正式な東宮(皇太子)は玉葉の息子で、第二継承者は梨花の息子です。けれども、朝廷の官吏たちの中には「幼い皇子よりも、成人した皇弟である壬氏こそが次の皇帝にふさわしい」と考える者が少なくありません。

その思惑が渦巻く中で、壬氏は猫猫を守るために、そして何より彼女を自由にするためにある決断を下します。

「皇位継承権を捨てて臣下になりたい」

――そう、壬氏は皇帝に“臣籍降下”を願い出たのです。

臣籍降下とは、皇族の身分を離れ、一般の臣下となること。しかし、皇帝は激怒し、「そんなことは認めぬ!」と断固として拒否しました。

壬氏はその反応を予想していたのでしょう。彼は逃げ道を絶つように、自らの腹に「玉葉后の紋」の焼き印を押します。それは、西方の異民族の習慣であり、「花嫁に焼き印を刻む=奴隷の証」という、重く過酷な意味を持つものでした。

壬氏はその行為をもって、「自分は玉葉の奴隷であり、彼女や東宮の命を脅かすことはない」と、身をもって誓ったのです。

この衝撃的な“焼き印事件”は、「小説家になろう」版には描かれておらず、文庫版で初めて明かされたエピソードでした。

当時の読者も、この大胆な展開には息を呑んだことでしょう。

今まで壬氏の求婚から、巧みに逃げ続けてきた猫猫でしたが――さすがにここまでされてしまっては、もう逃げられません。

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猫猫の心に映る壬氏─傷を負い、優しさを抱く人

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イメージ:アニメステーション作成

焼き印を押したことで、壬氏は完全に後戻りできなくなり、猫猫ももう逃げられません。

それでも、猫猫は壬氏を嫌っているわけではないのです。見た目こそ華やかで王子様のような壬氏ですが、その内側は真面目で誠実。為政者としては少し優しすぎるところもありますが、その優しさこそが彼の魅力だと猫猫は感じています。

そして、壬氏を見ていると、猫猫はいつも羅門のことを思い出すのです。

かつて背中を追い続けたあの人――自分の身を削ってまで他人に尽くし、誰かのために動き続けるその姿。

壬氏もまた、そんな羅門と同じように、誰かを守るためなら自分を犠牲にできる人なのではないかと、猫猫は気づき始めていました。

壬氏が猫猫への気持ちに気づくのは文庫版12巻のことですが、実はそれよりずっと前の9巻の時点で、猫猫はすでに壬氏の頬にキスをしています。

その行動を思い返すと、猫猫はあの頃からすでに、彼に対して心を開き始めていたのだと思います。口では冷たく突き放すようなことを言っていても、内心では壬氏を信頼し、特別な存在として意識していたのでしょう。

あの頬へのキスは、猫猫なりの“信頼の証”であり、彼女の気持ちが少しずつ形になっていく始まりだったのかもしれませんね。

すれ違う想い、重なる覚悟──壬氏と猫猫の“夜伽未遂”の夜

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イメージ:アニメステーション作成

文庫版12巻の終盤で、ついに壬氏は――そして周囲の誰もが――自分と猫猫がお互いに想い合っていることに気づきます。水連や高順たちも、言葉にせずとも二人の空気でそれを察していました。

そして13巻、猫猫は自ら壬氏の宮を訪ね、「夜伽」のために足を運びます。しかし猫猫の中には、どうしても拭いきれない思いがありました。それは「玉葉后の敵にはなりたくない」という強い気持ちです。

もし壬氏との間に子ができたら――その瞬間、猫猫や玉葉の意思に関係なく、宮中の官吏たちが政治的な争いを起こすことは目に見えています。最悪の場合、権力闘争の渦の中で命を落とす者も出るかもしれません。

だからこそ猫猫は、壬氏に正直に伝えます。

「もし子ができたら、堕ろします」

ようやく両想いになれたというのに、その一言で壬氏は何もできなくなってしまいます。

猫猫を大切に想えばこそ、彼は決して手を出せないのです。そして壬氏は、またひとり悩みます。

「腹に焼き印を押すだけでは足りない。皇族を捨てるしかないのかもしれない」

宮廷の中では、いつだって陰謀が渦巻いています。たとえば阿多妃の侍女頭や下女たちも、阿多本人の意思とは無関係に、毒殺を企てたり自害したりする――そんなことが日常的に起こる世界です。

誰かのために、誰かが犠牲になる。それがこの国の“当たり前”なのです。

猫猫はそんな現実を知っているからこそ、自分のせいで誰かが傷つくことだけは絶対に避けたいと思っています。だから、壬氏との恋は苦しくても、彼女の中では迷いのない覚悟ができているのです。

13巻では、夜伽を目前にして手を出せなくなる壬氏の葛藤が描かれています。

彼の切なさと不器用さがとても愛おしく、そして猫猫をどれほど大切に思っているかが伝わってくるエピソードです。しかも、猫猫の去り際の一言が妙にコミカルで、しんみりした空気の中にくすっと笑える味わいもあります。

そして、覚悟を決めた猫猫はまさかの“攻め”モードに突入します!

今まで壬氏の想いをはぐらかしてきた猫猫でしたが、「壬氏と一緒に生きる」と心に決めてからは一変。自分から夜伽を求めに行ったり(結局、壬氏にやんわり追い返されてしまいますが…)、自分から触れにいったりと、まるで別人のように積極的になります。

とはいえ、猫猫は「もし子ができたら堕胎する」と考えているため、「好きなようにしてもいい」と思っている節があります。一方の壬氏は、そんな彼女を想うがあまり、どうしても何もできません。彼にとって猫猫は、それほどまでに大切な存在なのです。

連載が始まってから12年――ようやく気持ちが通じ合った二人ですが、恋人らしい関係にはまだ一歩届かないまま。

このもどかしさこそが二人らしくて、ニヤニヤしながら見守らずにはいられません!

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壬氏、ひとりの女性だけを愛する覚悟

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文庫版15巻では、壬氏が帝から「次期皇帝になるつもりはあるか」と問われ、壬氏は迷うことなく「なりたくありません」と答えます。皇帝という立場は、世継ぎを生むために複数の妃を迎えなければなりません。

けれど壬氏には、それがどうしてもできそうにありませんでした。彼が愛せるのは猫猫だけ。だからこそ、もし猫猫だけを愛したら、他の妃たちを敵に回し、猫猫がその嫉妬の矛先に晒される危険があるのです。

もし猫猫が心を病んだとしても、彼女がそれを隠したら自分には見抜けないかもしれない――。
そう思った壬氏は、静かにこう告げます。

「ええ……きっと、妃にはできないでしょう」

つまり、“妻”として愛したいが、“妃”にはしないという宣言です。

猫猫を自由に、ありのままでいさせたいという壬氏の想いがそこにありました。

かつて、猫猫以外には簡単に肌を見せられないようにと自ら焼き印を押した壬氏。今度はその焼き印を消す覚悟まで持ち、猫猫を本当に“解き放つ”決意を見せます。

優しすぎるがゆえに、人の上に立つことには向いていない――そんな壬氏を、帝や阿多も理解していました。

まだ正式な決定ではないものの、壬氏の「臣下降格」はほぼ確実?!

帝の手術後、仕事で疲れきった壬氏と猫猫は、二人きりで穏やかな食事をとります。責任感が強く、今でも無茶をしてしまう壬氏。

もしこれ以上大きな立場になれば、自分を追い込みすぎてしまう――そう感じた猫猫は、

「(皇帝)にならないでくださいね」

この言葉には、「どうか私を手放さないでください」という想いが込められているように感じますね。

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猫猫、恋する乙女モード突入!?

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イメージ:アニメステーション作成

文庫版16巻では、大きな事件こそありませんが、猫猫の“デレ”が随所に見られる巻となっています。

たとえば――

  • 壬氏が「うちの猫も」と口にする場面。
  • 壬氏から届いた手紙(検閲を避けるため茶葉だけが送られる)に、猫猫が墨で“猫の肉球スタンプ”を押して返信する場面。
  • 「恋の話」があると、恥ずかしそうに認める猫猫。
  • 思わず壬氏の腕を掴んでしまい、そのまま離さず歩く姿。
  • 「困っている壬氏を見るのは嫌いではない」と、少し嬉しそうに微笑む表情。
  • そして、「充電が必要」と言って、自ら壬氏に寄り添うように手を重ねる場面。

――もう、どう見ても“恋人”です!
(いまさらながらの実感ですが…笑)

16巻では、15巻の穏やかな雰囲気とは違い、猫猫の中に少し“悩み”も見えました。それは「罰する立場」の難しさについての悩みです。

心を許している相手だからこそ、悩みを打ち明けられない――そんな切なさが、猫猫の内面に静かに描かれています。

一方の壬氏は、そんな彼女の変化を誰よりもよく見ています。彼の観察眼は鋭く、猫猫の心の揺れをしっかりと感じ取っているのです。

これから、この二人がどのようにすれ違いを解いていくのか。

互いに大切に想い合いながらも、立場と感情の狭間で揺れる彼らの関係から、ますます目が離せません。

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二人の関係の変遷(時系列まとめ)

巻数 出来事 猫猫の年齢
5巻 壬氏から簪を贈られ、キスを交わす=実質的なプロポーズ 19歳
6巻 猫猫が「玉葉后の敵になりたくない」と返答(実質的なお断り) 19歳
7巻 「必ず妻にする」と壬氏が宣言 19歳
8巻 猫猫の懸念を払拭するため、壬氏が過激な行動に出る 19歳
12巻 猫猫が少しずつ壬氏に心を開く 20歳
13巻 夜伽未遂事件発生 21歳
15巻 壬氏が「妻にはするが妃にはしない」と決意を語る 21歳
16巻 猫猫の態度が柔らかくなり、愛情表現が増える
出会いから4年、未婚ながらも両想いの関係に到達しています。

『薬屋のひとりごと』壬氏と猫猫の関係が気になる:作品配信情報

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イメージ:アニメステーション作成

謎解きと宮廷劇が交錯する人気作『薬屋のひとりごと』。2011年の小説投稿サイト連載から始まり、書籍化・コミカライズを経て、ついにアニメ化された本作は、国内外で高い評価を受けています。

原作小説では緻密な世界観と知的な推理が、アニメ版では美しい映像表現と声優陣の演技がそれぞれ魅力を放ち、異なるメディアで異なる楽しみ方が可能です。

ここでは、アニメ版と書籍版それぞれの最新配信状況をまとめ、どのサービスで視聴・購読できるのかをわかりやすく紹介します。

  • アニメ版「薬屋のひとりごと」配信状況一覧
  • 漫画・ラノベ小説版「薬屋のひとりごと」配信状況一覧
  • まとめ:『薬屋のひとりごと』壬氏と猫猫の恋はこれからが本番

アニメ版「薬屋のひとりごと」配信状況一覧

TVアニメ『薬屋のひとりごと』は、現在「DMM TV」「dアニメストア」「Lemino」「U-NEXT」「Hulu」「TSUTAYA DISCAS」「ABEMAプレミアム」「Amazonプライム・ビデオ」「ディズニープラス」「Netflix」など、主要な動画配信サービスで視聴可能です。

どのサービスでも自分の都合に合わせて好きな時間に視聴できるため、ライフスタイルに合わせて作品の世界を楽しむことができます。

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漫画・ラノベ小説版「薬屋のひとりごと」配信状況一覧

ラノベ小説『薬屋のひとりごと』およびコミック版は、「楽天Kobo」「ブック放題」「Renta!」「eBookJapan」「DMMブックス」「BOOK☆WALKER」など、数多くの主要電子書籍サイトで配信されています。

各サービスでは多くの場合、作品の一部を無料で読める“試し読み”機能が用意されており、物語の雰囲気を事前に確かめることができます。また、新規会員登録者限定の特典として、割引クーポンやポイント還元キャンペーンなどが実施されることもあり、お得に購入できるチャンスがあります。

すでに電子書籍サービスを利用している方なら、普段使っているプラットフォームからそのままアクセスできるため、手軽に『薬屋のひとりごと』の世界を楽しむことができるでしょう。

楽天kobo配信状況

ラノベ版
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取扱数約600万冊以上!
楽天ポイントが貯まる、使える!


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126万冊以上配信中!
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初回90%OFFクーポンあり


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BOOK☆WALKER配信状況

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約189万点の電子書籍を販売中!
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作品数100万冊以上!
18,000冊以上のマンガが無料配信


eBook公式サイト

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『薬屋のひとりごと』は、もともとは小説投稿サイト「小説家になろう」で日向夏(ひゅうが なつ)氏により2011年10月から連載が始まりました。当初から高い完成度と独特の世界観が注目され、サイト内ランキングの上位を維持。のちに読者の間で爆発的な人気を博し、ヒーロー文庫(主婦の友インフォス刊)から書籍化され、さらに複数のコミカライズ、アニメ化へと展開していきました。

小説家になろう版『薬屋のひとりごと』は現在も「小説家になろう」公式サイト上で無料公開されています。こちらでは原作をアカウント登録をしなくても閲覧可能で、スマートフォン・タブレット・PCなど、どの端末からでも読むことができます。

さらに詳しく

連載はすでに完結済みですが、商業版と比較しながら読むと、物語の構成やキャラクターの成長過程の違いをより鮮明に感じることができます。

まとめ:『薬屋のひとりごと』壬氏と猫猫の恋はこれからが本番

プロポーズで終わらない、むしろそこから始まる壬氏と猫猫の関係。

『薬屋のひとりごと』は、恋愛と権力、そして人としての誠実さを描く深い物語です。これからも二人の行く末から目が離せません。最後にこの記事のポイントをまとめます。

ポイント

  • 壬氏と猫猫は後宮で出会い、互いに興味と警戒心を抱く関係から始まる

  • 壬氏は猫猫の才能と人柄に惹かれ、次第に恋心を抱くようになる

  • 猫猫は壬氏を面倒な上司と捉えつつも信頼を深めていく

  • 滝つぼ事件で壬氏が宦官ではないことを猫猫が知り、関係が大きく進展する

  • 壬氏の正体が皇弟であることが明かされ、身分差が二人を隔てる要因となる

  • 壬氏は猫猫にキスをし、感情を露わにする場面がある

  • 猫猫も妓楼仕込みのキスで応じ、互いの想いがすれ違いながらも高まる

  • 壬氏は猫猫に命令ではなく合意としてのプロポーズを行う

  • 猫猫は「玉葉后の敵になりたくない」として妃になることを拒む

  • 壬氏は猫猫を守るために腹に焼き印を押し、忠誠を誓う

  • 猫猫は壬氏を誠実で優しい人物として認識し、信頼を寄せる

  • 二人は夜伽未遂を経て互いの想いを自覚するが、政治的理由で結ばれない

  • 壬氏は皇帝になる意思を示さず、猫猫だけを愛する覚悟を固める

  • 猫猫は徐々に恋する乙女のような態度を見せるようになる

  • 文庫16巻時点で二人は両想いだが正式な恋人関係には至っていない

  • 作品は「人間ドラマ」としての要素が強く、恋愛と政治が交錯する物語である

  • 『薬屋のひとりごと』は小説投稿サイト発の作品で、商業化・アニメ化された人気作である

  • アニメは主要な配信サービスで視聴可能であり、原作と併せて楽しめる

  • ラノベ版・漫画版ともに複数の電子書籍サイトで配信されている

  • 壬氏と猫猫の恋はゆっくりと進行し、未だ結末を迎えていない

 

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