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リコリス・リコイルあらすじ全話解説!結末と評価も徹底分析

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放送が終わっても話題が尽きない『リコリス・リコイル』ですが、気になっている方も多いはず。この記事では、リコリス・リコイル全13話のあらすじを丁寧に解説していきたいと思います。

衝撃のラストはもちろん、キャラクターたちの心の奥底や、賛否両論を呼んだ「平和のあり方」について、私なりの視点でガッツリ深掘りしていきます。まだ観ていない方はもちろん、一周した方も「あ、そういうことだったのか!」という新しい発見があるはずですよ。

この記事でわかること

  • 第1話から最終回までの詳細なストーリーと、結末の真実
  • DAやアラン機関といった、ちょっと複雑な用語の意味
  • なぜ「ひどい」と言われるのか?炎上の理由と評価の背景
  • 2025年のショートムービーや新作アニメの最新情報

リコリス・リコイルのあらすじと全話ネタバレ

リコリス・リコイルあらすじイメージ12

イメージ:アニメステーション作成

早速、TVアニメ全13話の怒涛の展開を重要なポイントに絞って解説していきます。

一見すると「可愛い女の子たちがカフェで働く日常アニメ」に見えますが、蓋を開ければゴリゴリのガンアクションと社会風刺が効いた作品なんですよね。

  • 第1話から最終回までの全話ネタバレ
  • 衝撃ラストの意味とは?物語の結末を解説
  • 最終回で明かされた真実とその後
  • 重要な用語と世界観をわかりやすく解説
  • 千束とたきなのキャラクター詳細

第1話から最終回までの全話ネタバレ

リコリス・リコイルあらすじイメージ30

イメージ:アニメステーション作成

物語は1クール、きっちり全13話。

この短い中に、これでもか!というくらいの伏線と、心が揺さぶられるドラマが詰め込まれているんですよね。

ここからは、千束とたきなの関係がどうやって「最強のバディ」になっていったのか、その軌跡を1話ずつ、私の感想も交えながらじっくり振り返っていきましょう。

第1話「Easy does it」

すべての始まりはここから!日本の平和を陰で支える秘密組織「DA(Direct Attack)」の任務中、エリート然とした井ノ上たきなが命令無視をしてしまうところから物語はスタートします。

人質になった仲間を助けるためとはいえ、上層部の「待機しろ」という命令を無視して、犯人グループに向けてド派手に機銃掃射をぶっ放したんです。仲間は無事だったものの、秘密主義のDAとしては「目立ちすぎ!」ということでアウト。たきなは本部を追い出されてしまいます。

そんな彼女が飛ばされた先が、下町の和カフェ「喫茶リコリコ」。そこで待ち受けていたのが、歴代最強のリコリスと呼ばれる錦木千束(にしきぎ ちさと)でした。

でもこの千束、たきなの予想を裏切りまくり。「命大事に」なんて掲げて、敵を殺さないゴム弾で戦うわ、地域のボランティアには全力だわで、たきなからすれば「正気?」って感じだったはずです。「リコリス=道具」と信じる合理主義のたきなと、「普通の女の子」としての日常を大切にする千束。

まるで水と油の二人が組むことになって、波乱万丈な日々が幕を開けるわけです。

第2話「The more the merrier」

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イメージ:アニメステーション作成

第2話にして早速、超ビッグな任務が舞い込みます。

なんと、伝説のハッカー「ウォールナット」を国外へ逃がしてほしいという依頼です。千束とたきなは護送任務にあたるんですが、アラン機関の手先であるハッカー・ロボ太たちが送り込んだ武装集団に襲撃されちゃいます。

ここのカーチェイスと射撃が凄すぎて見入っちゃいましたよね!

激しい攻防の末、ウォールナットは撃たれて死んでしまった…かと思いきや、実は撃たれたのはミズキの変装であり、本物のウォールナットはスーツケースに隠れていた金髪の少女「クルミ」でした。

この一連の出来事は、ウォールナット自身が死を偽装して追手から逃れるためにミカと仕組んだ作戦だったのです。撃たれたミズキも予め防弾チョッキを用意していたため無事でした。

まさか天才ハッカー・ウォールナットの正体があんな可愛い女の子だったなんて…!

これでリコリコの最強メンバーが揃ったわけです。

第3話「More haste, less speed」

たきなとしては、「一刻も早くDA本部に帰りたい!」というのが本音。

そこで千束と一緒に本部へ身体検査に行くことに。でも、そこで待っていたのはあまりにも辛い現実でした。司令官の楠木には冷たくあしらわれ、元相棒のフキの隣にはすでに新しいパートナーが。

「お前の席なんてないんだよ」と突きつけられたも同然で、たきなは完全に心を折られてしまいます。

そんな姿を見て黙っていられないのが千束です。フキたちとの模擬戦を提案して、圧倒的な強さで翻弄!最後はたきなとの見事な連携プレーで勝利をもぎ取ります。

戦いが終わった後、千束がたきなを高く抱き上げて言った「居場所はここ(リコリコ)にある」という言葉。これを聞いて、たきなが初めて心からの笑顔を見せ、千束の手をギュッと握り返したシーン…

もう涙なしでは見られませんよね。

ここが本当の意味で二人がバディになった瞬間かなと思います。

第4話「Nothing seek, nothing find」

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イメージ:アニメステーション作成

ファンの間でも伝説となっている「水族館デート」回ですね!

事の発端は、たきなが機能性重視で「男性用トランクス」を履いていたことに千束が衝撃を受けたこと(笑)。

「女の子なんだから!」と、可愛い服を選ぶためにショッピングへ連れ出します。服を選んで、パンケーキを食べて、自撮りして…リコリスとしての重い宿命を忘れて楽しむ「普通の女子高生」としての時間が、本当に眩しいんですよね。

水族館での「さかなー」「チンアナゴー」のポーズと掛け合いは、もはや説明不要の名シーン。

SNSでもみんな真似してましたよね。

二人の距離がグッと縮まった象徴的な場面ですが、その帰り道に千束が明かした秘密は衝撃的でした。彼女は先天性の病気で余命わずかだったところを、「アラン機関」から人工心臓をもらって生き延びた「アランチルドレン」だったんです。

楽しい日常と、背負っている運命の重さ。このギャップが胸に刺さります。

第5話「So far, so good」

今回は、車椅子生活を送る富豪・松下さんの東京観光ガイドをするお話。

でも、ただの観光で終わるはずがありません。松下さんは裏社会の凄腕暗殺者「サイレント・ジン」に命を狙われていたんです。千束とたきなは協力してジンを撃退するんですが、ここで明かされた真実がまたエグい…。

実は松下さん、アラン機関の吉松シンジが用意した「遠隔操作の人形」で、千束に人を殺させるための実験台だったんです。

松下(シンジ)から「ジンを殺せ、それが願いだ」と迫られても、千束は絶対に引き金を弾きませんでした。

彼女が貫く「不殺」。それはただの甘さじゃなくて、「誰かの犠牲(人工心臓)で生かされた命を使って、他人の命を奪いたくない」という、彼女なりの強烈なアイデンティティだったんですよね。

この回で千束の信念の深さを思い知らされました。

第6話「Opposites attract」

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リコリスを狙った襲撃事件が増えてきたので、護衛のためにたきなが千束の家に泊まることに。

ファン待望の「同居生活」スタートです!

じゃんけんで家事分担を決めたり、お風呂上がりにダラダラしたり、生活習慣の違いを楽しんでいる二人の姿は、まさに癒やしそのもの。

でも、そんなほのぼのパートの裏で、テロリストの真島が不気味に動き出します。ロボ太を使ってDAのネットワークにハッキングし、千束の戦闘データを丸裸にしちゃうんです。

真島は千束のことをただの敵じゃなく、「歪んだ世界のバランスを取るための強者」として認め、執着し始めます。平和な日常のすぐ裏側で、確実に破滅の足音が近づいてくる…この構成のうまさにゾクゾクしました。

第7話「Time will tell」

千束とたきなは、ミカがよく通っている会員制バーへ潜入捜査(?)へ。

そこでなんと、ミカが吉松シンジと密会している現場を目撃しちゃいます。千束はミカとシンジの話を聞いてしまい真相を知ってしまいます。「あ、この人が私に心臓をくれた救世主さんだ!」って。

真実を知った千束は大喜びするんですが…。

シンジの方は、千束には正体を明かさないんですよね。それどころか、裏ではミカに対して「なんで千束に殺しをさせないんだ」「あの才能を使わないなんて罪だ」と詰め寄っている始末。

千束にとっては感動の再会なのに、視聴者にはシンジの狂気じみた目的が見えているという、なんとも残酷な対比が描かれたエピソードでした。

第8話「Another day, another dollar」

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喫茶リコリコが赤字経営だと発覚し、たきなが「私がなんとかします!」と経理担当に立候補。

新メニュー開発や節約術を推し進める中で爆誕したのが、あの伝説の「ホットチョコパフェ(通称:う〇こパフェ)」です!たきなの独特すぎるセンスが光るこのメニューが、まさかのSNSでバズってお店は大繁盛(笑)。

そんな笑える日常の中、なんと真島が千束の家に上がり込んできます。直接対話をする二人。真島は自分の過去の事件や「バランス」についての思想を語り、千束に宣戦布告ともとれるメッセージを残していきます。

一番笑える日常回の中に、一番ヒリヒリする緊張感を混ぜ込んでくるあたり、リコリコらしい演出ですよね。

第9話「What's done is done」

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ここから物語は急転直下、絶望的な展開へ。シンジの側近である姫蒲によって千束が拉致され、人工心臓に高電圧を流されてしまいます。そのせいで心臓の充電機能が完全に壊れ、千束の余命は残りたったの2ヶ月に…。

千束は「これも運命」と受け入れて、残りの時間をみんなと楽しく過ごそうと振る舞いますが、たきなは納得できるわけがありません。「千束を助ける唯一の方法=新しい心臓を探す」ために、たきなはリコリコを辞めてDAへの復帰を決断します。

雪が降りしきる中、お互いを誰よりも大切に思っているのに、だからこそ別々の道を選ばなきゃいけない…。

この別れのシーン、切なすぎて胸が締め付けられました。

第10話「Repay evil with evil」

千束は自分の死期を悟り、リコリコを畳んでクルミやミズキを海外へ逃がそうとします。

一方、DAに戻ったたきなは、真島を倒して手柄を立てればシンジの情報(=心臓のありか)がつかめるはずだと、焦りを募らせていました。

そんな中、真島がついに動き出します。東京の新しいシンボル「延空木(えんくうぼく)」の完成セレモニーを狙った大規模テロ計画です。都内に1000丁もの拳銃をばら撒いて、市民同士が疑心暗鬼になって撃ち合う「内戦状態」を作ろうとするんです。

リコリコ解散の寂しさと、最終決戦へ向かうピリピリした空気が入り混じって、見ていて苦しくなるような回でした。

第11話「Diamond cut diamond」

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物語はいよいよクライマックスへ!真島の計略によって延空木がジャックされ、今まで隠されてきた「リコリス」という存在が世間にバレそうになる絶体絶命の危機に陥ります。DA本部がパニックになっている中、千束はたった一人で延空木へと乗り込んでいました。

一方、DAの作戦に参加していたたきなですが、千束が単独で死地に向かったことを知った瞬間、何かが吹っ切れます。司令官である楠木からの「持ち場を離れるな」という絶対命令を無視し、現場を放棄!第1話で命令違反をしてDAを追放されたたきなが、今度は「千束を助けるため」に自らの意志で命令違反をする…。

この第1話との完璧な対比、エモすぎて鳥肌が立ちませんでしたか?

「私はリコリスじゃありません、錦木千束の相棒です!」と言わんばかりの覚悟で走り出したたきな。フキやサクラたちが、口では文句を言いながらも彼女を行かせてくれるシーンも胸熱でした。

そして、真島の圧倒的な聴覚と闇を利用した戦法に追い詰められ、絶体絶命のピンチに陥った千束のもとへ、壁をぶち破ってたきなが到着!

二人が背中を預け合い、最強のバディとして真島に立ち向かう戦闘シーンは、全ファンが待ち望んだ最高のアクションパートでした。

第12話「Nature versus nurture」

延空木での戦いはさらにヒートアップ!真島との激闘も束の間、ついに黒幕である吉松シンジが千束とたきなの前に姿を現します。

そこで彼が口にした事実は、あまりにも残酷で狂気に満ちたものでした。「新しい人工心臓は私の体内にある。欲しければ私を殺して奪え」と。つまり、千束が生き延びる唯一の条件は、恩人であるシンジを殺すこと。究極の「トロッコ問題」を突きつけられたわけです。

ここで千束が出した答えは、やっぱり千束でした。

「誰かを殺してまで生きたくない」。自分の命よりも不殺の信念を貫こうとする彼女。でも、それを聞いて黙っていられないのがたきなです。

この回のハイライトは、なんといってもたきなの絶叫でしょう。理屈も倫理もかなぐり捨てて、「心臓が逃げる!!」と叫びながら、なりふり構わずシンジを殺そうとする姿。

かつてはDAが絶対の「優秀なリコリス」だった彼女が、ただ一人の少女を生かすためだけに修羅と化す…。千束に銃口を向けられてでもシンジを撃とうとするたきなの必死すぎる愛と、それを止める千束の優しさ。

二人の想いが痛いほどぶつかり合う、涙なしでは直視できない壮絶な回でした。

第13話(最終回)「Recoil of Lycoris」

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いよいよ物語は終着点へ。バッテリー切れ寸前の心臓を抱え、千束は真島とのラストバトルに挑みます。視界がぼやけ、立っているのもやっとの状態でも、彼女は「日本の平和(日常)」を守るために戦うことをやめません。延空木のガラスが砕け散る中、互いの信念をぶつけ合う二人の姿は、敵同士なのにどこか通じ合っているようにも見えました。最後は渾身の一撃で真島をタワーから突き落とし、爆破タイマーを停止。千束は誰一人殺すことなく、その役割を全うしました。

しかし、この最終回の真のハイライトは、別の場所で繰り広げられた「大人の決着」にあります。

ミカは、かつての愛人であり友であるシンジと対峙します。そこで彼は、10年間続けてきた「足が不自由な店長」という演技を静かに解くのです。最強のエージェントとしての姿を取り戻したミカは、涙を流しながらシンジに銃口を向けます。

「千束を救う」というエゴのために、愛する人を自らの手で殺し、その心臓を奪い取る…。

「娘のために修羅となり、その罪(業)を全て背負う」というミカの壮絶な愛には、言葉を失うほどの重みがありました。

エピローグでは、手術を受けて助かった千束がハワイでキッチンカーをやっていて、一見ハッピーエンドですが、この平和はミカが犯した「親殺し」という罪と、千束への「隠蔽」の上に成り立っているんですよね。

このビターな余韻が残るところこそ、リコリコがただのアクションアニメじゃない証拠かなと思います。

衝撃ラストの意味とは?物語の結末を解説

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最終回を見終わって、「あれ?千束は真相を知ってるの?」と思った方もいるかもしれません。

結論から言うと、彼女は知りません。「なぜ新しい心臓が手に入ったのか(ミカがシンジを殺して奪ったこと)」を知らされていないんです。ミカはその罪を墓場まで持っていく覚悟を決め、千束には「アラン機関が予備を残してくれていた」と優しい嘘をつきました。

表向きは南の島での明るい再会エンドでホッとしますが、その裏には「平和とは、誰かが裏で汚い仕事をすることで維持される嘘である」という、この作品が一貫して描いてきたテーマが隠されています。

主人公たちの幸せでさえも、誰かの犠牲(嘘)の上に成り立っている。この「清濁併せ呑んだ」ほろ苦さがあるからこそ、リコリス・リコイルはいつまでも心に残る名作になったんじゃないでしょうか。

最終回で明かされた真実とその後

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最終回「Recoil of Lycoris」。ハッピーエンドに見えて、実はすごくビターな結末だったことを先ほど解説いたしました。

千束と真島の決着

心臓が限界を迎える中、千束は真島と一騎打ち。

視覚と聴覚を研ぎ澄ませた戦いの末、彼をタワーから突き落として爆破を阻止しました。真島は生死不明(エピローグで生存示唆あり)となりましたが、東京の崩壊は免れました

ミカとシンジ、そして「心臓」の行方

一方、別の場所ではミカが決断を下していました。

かつての友であり愛人でもあったシンジに対し、10年間の「足が不自由」という演技を解いて圧倒。涙を流しながら彼を手にかけました。

ミカは愛する千束を生かすため、愛するシンジを殺して心臓を奪ったんです。「娘に人殺しをさせない」ために、親である自分が最大の罪(業)を背負う

このミカの愛の深さと重さ、凄まじいですよね。

エピローグ:ハワイでの再会と隠された真実

リコリス・リコイルあらすじイメージ15

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ラストはハワイ。手術を受けて助かった千束がキッチンカーを営んでおり、最高のハッピーエンド!

...に見えますが、千束は「アラン機関が予備の心臓をくれた」と聞かされており、それがシンジの命と引き換えだったことを知りません。

ミカはこの真実を墓場まで持っていくでしょう。この「優しい嘘」の上に成り立っている日常こそが、リコリス・リコイルらしい「平和」の描き方なのかもしれません。

重要な用語と世界観をわかりやすく解説

物語の中での設定が少し複雑で混乱した方もいるかもしれません。ここで物語を理解する上で外せない用語を、サクッと整理しておきましょう。

用語 詳細解説
DA (Direct Attack) 政府公認の治安維持組織。「犯罪を未然に防ぐ」ためなら、裁判なしで犯人を消すことも厭いません。
「日本の治安は世界一」という設定ですが、現実の日本も世界的に見て治安が良い国(出典:法務省『犯罪白書』)とされていますよね。本作は、その安全の裏に「汚い仕事」があるとしたら?という皮肉を描いています。
リコリス (Lycoris) DAの実働部隊である孤児の少女たち。戸籍がなく、社会的には存在しない「道具」扱いです。制服の色でランク分けされており、赤(ファースト)、紺(セカンド)、ベージュ(サード)があります。
アラン機関 (Alan Institute) あらゆる分野の天才を見出して支援する謎の組織。「神から与えられた才能を世界に届ける」ことが使命で、千束の「殺しの才能」を開花させることに執着しました。
リリベル (LilyBell) リコリスの男の子版。リコリスが事後処理なら、彼らは「粛清」や政治的な暗殺を担う部隊のようです。本編でもチラッと出てきましたね。
延空木 (Enkuboku) 東京の新しいシンボルタワー。平和の象徴として建てられましたが、皮肉にもテロの舞台となりました。

千束とたきなのキャラクター詳細

この作品が名作と言われる理由は、なんといってもキャラクターの魅力!

主要メンバーの深層心理に迫ってみましょう。

錦木千束(にしきぎ ちさと):パラドックスを生きる少女

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歴代最強なのに「殺さない」。この矛盾こそが彼女です。幼い頃に人工心臓で「生かされた」経験があるからこそ、「誰かの犠牲で得た命で、他人を奪いたくない」という強い信念があるんですよね。

あの底抜けの明るさも、いつ死ぬかわからない恐怖を知っているからこその「今を全力で楽しむ」という達観だと思うと、尊さが倍増しませんか?

井ノ上たきな(いのうえ たきな):道具から人間への覚醒

リコリス・リコイルあらすじイメージ37

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最初は感情のない「優秀な道具」だったたきな。でも、千束と出会ってスイーツの美味しさや、無駄話の楽しさを知って変わっていきました。

後半、千束を救うためならなりふり構わず暴れる姿は、ファンから「狂犬」なんて呼ばれましたが、あれは彼女が「DAの命令」より「大切な人」を選べる人間になった証拠。

第12話の「心臓が逃げる!」という絶叫は、理性を捨てた愛の叫びでした。

クルミ(ウォールナット):見た目は子供、頭脳は最強ハッカー

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見た目は黄色いパーカーの幼女ですが、中身は裏社会のレジェンドハッカー。千束たちに助けられて死を偽装し、リコリコに潜伏しています。

実年齢は不明ですが(30歳くらい説も?)、精神年齢は誰よりも大人。千束たちを見守る保護者のような視点も素敵です。

あと、ミズキとの煽り合いは本作の癒やしポイントですよね。

中原ミズキ(なかはら みずき):婚活に命を懸ける元情報部員

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「出会いがないから」という理由でDAを辞めた、人間味あふれるお姉さん。普段は晩酌してくだを巻いていますが、いざとなれば超一流の運転技術やサポート能力を発揮します。

千束やたきなを妹のように可愛がっていて、彼女たちのピンチには本気で心配して体を張る。

なんだかんだで頼れる姉御肌なんです。

ミカ(みか):愛と罪を背負う「父」

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リコリコの店長で、千束の先生。普段は穏やかなお父さん役ですが、元は伝説のDA教官です。

10年間も足が悪い演技を続けて身を潜め、かつての愛人シンジとの約束と、娘として育てた千束への愛情の板挟みになっていました。

最終回のエピソードは、彼なりの究極の愛の形だったんでしょう。

真島(まじま):悪役が掲げる「バランス」の正義

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彼もまた、千束と同じアランチルドレン。ただの殺人鬼ではなく、DAの情報操作で歪められた社会を「バランス」させようとする革命家

やってることはテロですが、彼なりの正義があるから憎めない敵役でした。

リコリス・リコイルのあらすじや評価の分析

さて、ここからはちょっと踏み込んだお話。「面白い!」という人が多い一方で、なぜ厳しい評価も存在するのか。その理由を分析してみましょう。

  • 物語の展開がひどいと言われる理由
  • 炎上の背景にある賛否両論の評価
  • つまらないという感想の真相を分析
  • 粗はあるかもしれないが、それを補って余りある魅力がある名作
  • アニメ2期や続編、映画化の制作可能性
  • アニメ「リコリス・リコイル」はどこで見れる?動画配信サイトアプリの紹介
  • 「リコリス・リコイル」漫画はどこで見れる?閲覧可能サイトアプリの紹介
  • リコリス・リコイルのあらすじ総括

物語の展開がひどいと言われる理由

リコリス・リコイルあらすじイメージ01

イメージ:アニメステーション作成

リコリコはエンタメとして最高ですが、脚本の整合性を重視する人からは、終盤の展開にツッコミが入ることもあります。

1. 大規模テロ、さすがに隠しきれない?

クライマックスで都内に1000丁の拳銃がばら撒かれましたが、あれを「アトラクションの演出でした」で誤魔化すのは、さすがに無理があるのでは...という指摘です。

「人が撃たれてるのに国民が納得するのは不気味」という意見もありました。

2. 結局、何も変わってない?

DAという組織の闇が描かれたのに、最終的に組織はそのまま。

千束たちもその庇護下で生きるラストに対して、「体制が変わるカタルシスが欲しかった」と感じた人もいたようです。

3. 敵の弾が当たらなすぎ問題

千束は弾を避けられる能力がありますが、それ以外のキャラに対しても、敵のプロたちが至近距離で弾を外しすぎる描写が。

「主人公補正が強すぎて緊張感がない」と言われてしまう要因になりました。

炎上の背景にある賛否両論の評価

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「炎上」というほどではないですが、議論になったのは倫理的な結末についてです。

ディストピアを肯定したのか?

DAは裁判なしで人を殺す組織です。

正義とは言えないこのシステムを破壊せずに受け入れて終わったことに対して、「長いものには巻かれろエンドなのか」「若者がシステムを壊す展開が見たかった」という批判的な意見もありました。

評価は「何を重視するか」で変わる

でも逆に言えば、「世界はそう簡単に変わらない」「その泥沼の中で、自分たちの幸せ(リコリコ)を守り抜く」という、すごく現実的で大人な結末とも言えます。

「世界を救う英雄」ではなく、「日常を守るプロ」としての生き様。

ここをどう捉えるかで評価が真っ二つに分かれるんですね。

つまらないという感想の真相を分析

「つまらない」と感じた人の多くは、見る前の期待と内容がズレていたパターンが多い気がします。

「癒やし」を求めた人には重すぎた

キャラデザや第1話の雰囲気から「きらら系」のような日常アニメだと思って見始めた人は、後半の流血や重い展開に「思ってたのと違う...」と離脱してしまったかも。

「硬派」を求めた人には軽すぎた

逆に『攻殻機動隊』のようなガチガチのミリタリーを期待した人からは、命のやり取り中に軽口を叩いたり、ゴム弾で戦ったりする様子が「緊張感がない」と映ってしまったようです。

日常とシリアスの「いいとこ取り」が本作の魅力ですが、どっちつかずだと感じる人もいたということですね。

粗はあるかもしれないが、それを補って余りある魅力がある名作

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確かにツッコミどころはあるかもしれません。でも、それを吹き飛ばすくらいの魅力がこの作品にはあります。理屈を超えた千束とたきなのバディ感、見ていて気持ちのいいアクション、そして声優さんの演技。

「細かいことはいいんだよ!この二人が幸せなら!」と思わせるエンタメとしての強度は、間違いなく本物です。

アニメ2期や続編、映画化の制作可能性

リコリス・リコイルあらすじイメージ11

イメージ:アニメステーション作成

最後に、気になる今後について。これはもう「期待してOK」です!

2023年に「新作アニメ制作決定」が発表されていますし、2025年のショートムービー展開もその布石でしょう。

真島のその後、アラン機関の正体、リリベルの動き...回収されていない伏線は山積みです。TV2期なのか劇場版なのかはまだ分かりませんが、公式からの続報を楽しみに待ちましょう!

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また、動画配信サービスとして有名な U-NEXT でも『リコリス・リコイル』の原作漫画が読むことができます。

U-NEXTって動画だけのイメージが強いかもしれませんが、実は電子書籍のラインナップもけっこう充実していて、漫画を読むのにも便利なんです。しかも、U-NEXTは初めて登録する人向けの特典が手厚い。たとえば、原作の最初のほうを無料で読めたり、登録時にいきなり 600円分のポイント がもらえる仕組みになっています。

このポイントをそのまま漫画の購入に使えるので、実質かなりお得に読み始められるのがいいところですね。

電子書籍専用のストアと同じ感覚で使えますし、普段から動画を観ているあなたなら、さらに使い勝手がよく感じるかもしれません。

気軽に始められて、ちょっと得した気分にもなれるので、「まずはどこで読もうかな…」と迷っているなら、U-NEXTを選ぶのもアリだと思いますよ。

リコリス・リコイルのあらすじ総括

『リコリス・リコイル』は、単に「美少女が銃を撃つアニメ」という枠には収まらない、多層的な魅力を持った作品です。

千束とたきなという最高のバディの尊い関係性を愛でるもよし、社会の裏側を描くサスペンスとして考察するもよし、ド派手なアクションを楽しむもよし。観る人によって様々な楽しみ方ができる懐の深さがあります。

本記事のまとめ

  • 全13話の物語は日常系アニメの可愛さと本格的なガンアクションが共存する

  • 秘密組織DAのエリートだったたきなが命令違反により喫茶リコリコへ左遷される

  • 歴代最強のリコリスである千束は実弾を使わず相手を殺さないゴム弾で戦う

  • 伝説のハッカーであるウォールナットの正体は少女クルミであり死を偽装して潜伏する

  • 千束はアラン機関から人工心臓を提供されて生き延びたアランチルドレンである

  • たきなは千束との共同生活や水族館デートを経て合理的思考から感情豊かに変化する

  • 敵役の真島は平和の裏にある欺瞞を暴き世界のバランスを取るためにテロを行う

  • シンジの側近により人工心臓が破壊され千束の余命が残り2ヶ月となる

  • 延空木での最終決戦でたきなは再び命令を無視して千束を救うために駆けつける

  • 吉松シンジは新しい心臓を自身の体内に埋め込み千束に自分を殺させようとする

  • ミカは千束を生かすためにかつての友であるシンジを殺害し心臓を奪取する

  • 最終回で千束が生存しているのはミカが犯した罪と隠蔽によるものである

  • 千束は心臓入手の真実を知らされずハワイでたきなと共にキッチンカーを営む

  • 視聴者の評価はエンタメとして高評価な一方で作中の倫理観には賛否がある

  • 2025年のショートムービーや新作アニメの制作が決定している

  • 動画配信サービスではDMM TVが推奨され原作漫画も電子書籍で利用可能である

まだ観ていない方は、ぜひこの機会に一気見してみてください。そして既に観た方も、今回解説した「隠された真実」や「倫理的な問い」を意識しながら見返してみると、きっと初回とは違った深い感動や発見があるはずです。

リコリコの沼は、まだまだ深くなりそうですね!

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